ラウンジ紹介 過ごし方をデザインする、ふたつの空間。 観光の前やお部屋に戻られる前に気軽に立ち寄れるテーブル席と、ゆっくりと寛いでいただくための畳の小上がり。趣の異なるふたつの空間を、過ごし方にあわせてお選びいただけます。 厳選された日本茶を、24時間いつでも。 金沢の“普段のお茶”である番茶の「加賀棒茶」を、いつでも好きな時にお愉しみください。また、コーヒーやお子様向けのお飲み物の用意もございます。(ご宿泊者無料サービス) お食事やお酒のあとは、お蕎麦をどうぞ。 毎日21時~23時は、北陸の名物「赤巻」をのせたお蕎麦をお出ししています。九谷焼の器でお召し上がりください。(ご宿泊者無料サービス) 石川県の地酒をご用意しました。 金沢には美味しい日本酒がいっぱい。日本酒のテイスティングで好みの日本酒を選んだり、お酒を飲みながら旅の話に花を咲かせるのはいかがでしょう。(有料にてご提供/15:00~24:00 *23:30 L.O.) 読書に耽る、おだやかな時間。 「天下の書府」と呼ばれたほど、学問が盛んな金沢。金沢らしい時間を過ごしていただけるよう、アートブックや小説など、さまざまな書籍を用意しています。 ※画像はすべてイメージです。
ワークショップ 伝統工芸:絵付け体験 旅の記念に、伝統工芸に触れてみませんか? 雨庵では1階の「ハレの間」にて、豆皿またはぐい呑みの絵付け体験を開催しています。 宿泊者であれば、どなたでもご参加いただけます。 お知らせ 現在ワークショップは開催を見合わせております。ご了承ください。
ギャラリー 感性で金沢とつながる作品 雨庵とコラボレーションするアーティストや職人による作品の一部をご紹介します。 書 家 紫舟Shisyu 書家/アーティスト。代表作はNHK大河ドラマ『龍馬伝』、伊勢神宮「祝御遷宮」など多数。2017年の「紫舟 作品展」で、紫舟本人が天皇皇后両陛下をご案内。フランス国民美術協会展で2014年に金賞と審査員金賞を受賞。「北斎は立体を平面に、紫舟は平面を立体にした」と評された。 書の彫刻「雨」パリ・ルーブル美術館地下会場で最高金賞を受賞した、書家紫舟氏による「書の彫刻」 書のキュビズム「雨上天澄」書家が創作過程で感じる筆の奥行きまでも表現した、書家紫舟氏による「書のキュビズム」 展示:1階 ハレの間書の彫刻「雨」 パリ・ルーブル美術館地下会場で「北斎は立体を平面に、紫舟は平面を立体にした」と評され最高金賞を受賞した、書家紫舟氏による「書の彫刻」。文字=平面という常識を打ち破った本作品では、彫刻に光をあてることで生まれる影も作品の重要な表現となります。現在の日本語の源流である「甲骨文字」が誕生したのが、3300年前。古代人が牛や鹿の骨に刻んだそれは、奥行きを持つ立体の文字でした。文字の歴史を遡り、平面を立体へ変換することで、紫舟氏は日本の書1300年史における新たな書のアートを誕生させたと言われています。 展示:1階 ハレの間書のキュビズム「雨上天澄」 書家は、筆先を紙面に泳がせるときに、筆が深く沈むところ、わずかに触れたところなど、紙の深さと奥行きを感じながら立体的に平面の書を書いているといいます。その感覚を可視化したまったく新しい書の表現が、紫舟氏による「書のキュビズム」です。 彫刻となった墨蹟の、奥に位置した線は紙上では墨が重く筆圧がかかったところ、手前にくる線は筆が軽く触れたところ。 360度鑑賞という視点の多さが、20世紀初頭にピカソらが創始したキュビズムの手法に通じることから、「書のキュビズム」と命名されました。 志野流香道第二十一世家元継承者 蜂谷宗苾Souhitsu Hachiya 室町時代より20代500年に亘り香道を継承し続けてきた志野流第20世家元蜂谷宗玄の長男として生まれる。大徳寺での修行後、530世住持泉田玉堂老大師より軒号宗名を拝受、家元継承者(若宗匠)となる。 志野流香道第21世家元継承者 蜂谷宗苾監修雨庵 かおり箱 金沢という土地の記憶を、香りの中に閉じ込めること。 「雨に濡れた石畳の風景を連想させる、瑞々しくも静けさを感じさせる香り」というイメージのもと、志野流香道第21世家元継承者である蜂谷宗苾氏の監修によって、雨庵オリジナルの「かおり箱」は誕生しました。 白檀とよばれる香木をベースに、桂皮・龍脳などの伝統的な和の香料や、キャロン・ペパーミント等の現代的な香料を計12種類調合。 「雨庵」の香りとしてお客様をおもてなしするとともに、「かおり箱」の販売もしております。 展示作品 雨虹糸 金沢和紙アート 加賀のれん滝登鯉/扇子 加賀風呂敷花の丸/筒箱/鶴亀 作者:secca 展示:1階 ハレの間雨虹糸 金沢を拠点に活動するクリエイターチーム「secca」によって、「雨の街金沢で、雨のある景色を愉しむ」をテーマにつくられた本作品は、6,130本のさまざまな色の糸で構成されています。この糸は、単にランダムに配置されているのではありません。気象庁が公開しているデータを基に、降水量ごとに8つの色に分類。晴れの日を白に、雨の日を7色に分けた8色の糸で、縦列は日、横列は年を表し、2001年1月1日から「雨庵」の建物が完成した2017年の9月30日まで、合計6,130日分の金沢の雨の情報が糸によって表現されています。 secca 伝統的な工芸技術を基盤に、新たな技術と解釈を積極的に取り入れ、ものづくりの新しい価値を提案するベンチャーとして2013年に起業。代表の上町氏と、クリエイティブディレクターの柳井氏、アドバイザーの宮田氏が中心となり、デザイナーと職人が技術を高め合いながら独自のアイデアを次々とカタチにしている。 展示:1階 ハレの間金沢和紙アート 1階のラウンジ「ハレの間」に飾られているアートパネルは、和紙と漆という伝統的な素材によりつくられています。麻100%の和紙にスクリーン加工で金を染色し、本漆によって濃淡をつけた金和紙と、珪藻土を特殊な配合で付着させた珪藻土和紙。2つの和紙の組み合わせにより、独特な風合いを持つ美しいデザインが生まれました。「雨庵」の客室インフォメーションにも、同様の技法でつくられた和紙を採用しています。 加賀のれん滝登鯉/扇子 幕末から明治時代にかけて、加賀藩の能登・加賀・越中では、嫁入りする娘にのれんを持たせ、それを嫁ぎ先の仏間でくぐる「花嫁のれん」という婚礼風習が存在しました。その風習がなくなった現在でも、のれんは金沢の伝統工芸品のひとつとして親しまれています。「雨庵」で展示しているのれんと風呂敷は、「加賀お国染」によるもの。加賀藩独自の紺屋職人の技術や、友禅染の繊細な美意識、加賀の地で藩政時代より庶民の生活に使われてきた染織品の流れをご覧いただけます。 加賀風呂敷花の丸/筒箱/鶴亀 幕末から明治時代にかけて、加賀藩の能登・加賀・越中では、嫁入りする娘にのれんを持たせ、それを嫁ぎ先の仏間でくぐる「花嫁のれん」という婚礼風習が存在しました。その風習がなくなった現在でも、のれんは金沢の伝統工芸品のひとつとして親しまれています。「雨庵」で展示しているのれんと風呂敷は、「加賀お国染」によるもの。加賀藩独自の紺屋職人の技術や、友禅染の繊細な美意識、加賀の地で藩政時代より庶民の生活に使われてきた染織品の流れをご覧いただけます。